このようなお腹の張りで悩んでいませんか?
- 食後のお腹がパンパンに張る
- ガスが溜まりやすく、おならやげっぷが頻繁に出る
- 下腹部の違和感や圧迫感がある
- 張りとともに便秘や下痢を繰り返す
これらの症状は、単なる食べ過ぎだけでなく、胃腸の機能異常やある病気のサインかもしれません。腹部膨満感が続く場合は、早めの受診をお勧めします。
お腹が張る原因とは?
お腹の張りの原因は様々です。以下のような疾患や状態が関係していることがあります。
過敏性腸症候群
ストレスや自律神経の乱れが原因で、腸の知覚過敏を起こし張り感を強く感じることがあります。また腸管の動きが乱れ、下痢・便秘を繰り返すのが特徴です。
機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアでは、胃の蠕動が弱くなり食べ物が胃に停滞しやすくなります。
また食後の胃のふくらみがうまくいかないと、すぐに満腹感は張りを感じやすくなります。
逆流性食道炎
暴飲暴食や自律神経の乱れで胃の動きが弱っている場合は、胃の張った感じやげっぷが増えるなどの膨満感を感じやすくなります。また逆流症状があると「唾液をよく飲み込む」などが起きやすくなります。その結果、胃や腸にガスが溜まりやすくなり、膨満感やおなかのごろごろ感が出やすくなります。
また食道を胃の境目が緩くなっている(食道裂孔ヘルニア)場合が多く、容易に胃から食道に空気が逆流し、げっぷを認めます。
慢性便秘
通常口から入った食べ物は24~48時間で排泄されます。便が腸に長くとどまると腸内発酵が進みガスが発生し、膨満感や腹痛の原因になります。
野菜などの食物繊維不足や、動物性脂肪の摂りすぎが原因となります。
大腸ポリープ、大腸がん
大腸にできた腫瘍が便の通りを妨げ、お腹の張りといった症状を引き起こすことがあります。ほかにも残便感(便が出きらない感覚)や便回数の増加、血便などの症状を伴うことがあります。
腸閉塞
腸閉塞は、腸の内容物やガスが止まり、お腹の張りや吐き気、腹痛などの症状が現れる病気です。原因は術後の癒着、腫瘍、ヘルニア、腸重積など多岐に渡ります。進行すると腸が壊死し命に関わるため、早期診断と治療が重要です。診断には腹部レントゲン検査やCT検査が必要であり、大きな病院への紹介、入院が必要となる事があります。
当院での検査・治療について
●大腸内視鏡検査(大腸カメラ)
便秘や血便、腹部膨満感のある方には、大腸の状態を直接観察できる大腸内視鏡検査をお勧めします。当院では内視鏡専門医が、鎮静剤麻酔を使って苦痛の少ない検査をしています。また下剤が飲めない方には「下剤を飲まない」下剤注入法でも内視鏡検査を行っています。
●上部消化管内視鏡(胃カメラ)
げっぷや逆流性食道炎症状、上腹部の張りが強い方には、食道や胃を直接調べる胃カメラをお勧めします。また胃腸に症状を認める方には、胃カメラと大腸カメラを同日で検査を行うことも可能です。
●腹部エコー検査
腸に腫瘍が無いか、腹水が溜まっていないかを調べることが出来ます。ただし超音波はガスによって散乱されるため、腹部エコー検査では診断が困難なことがあるので注意が必要です。
お腹の張りは「腸のSOS」かもしれません。
腹部膨満感(お腹の張り)が続く場合は放置せず、消化器専門医によるチェックをお勧めします。当院では女性医師も在籍し、プライバシーに配慮した診療体制を整えています。
また当院オリジナルの腸活サプリメント「CoColon」も販売しています。
善玉菌による腸活に興味のある方は受付でお申し込みください。
ご予約・お問い合わせ
WEB予約は24時間受付中です。
胃カメラの予約を押さえていただくと、予約日に診察を行ってから検査を行います。検査後休んでいただいてから、その日に内視鏡所見を説明し、処方などを行います。
鎮静剤麻酔を使った楽な胃カメラを希望の方は、検査当日は車・バイク・自転車の運転は控えてください。
ご不明な点があれば、電話や公式LINEでもご気軽にお問合せしてください。