大阪市で胃もたれに悩んでいる方へ|原因・病気・検査まで専門医が解説
「最近、食後に胃が重たい」
「少し食べただけで胃もたれする」
「胃薬を飲んでもなかなか改善しない」
このような胃もたれの症状に悩んでいる方は、大阪市でも非常に多く来院されています。胃もたれは、食べ過ぎ、ストレス、加齢などで起こることもありますが、実は胃炎、ピロリ菌感染、胃潰瘍、胃がんなどの病気が隠れていることもあります。
特に胃もたれが長く続く場合は胃カメラ検査が重要です。この記事では大阪市の内視鏡専門医が
・胃もたれの原因
・胃もたれで疑う病気
・自分でできる改善方法
・胃カメラ検査を受けるべきタイミングについて詳しく解説します。
胃もたれとは?
胃もたれとは、食後や空腹時に胃が重たい、胃に食べ物が残っている感じ、お腹が張る、吐き気がするといった症状を指します。
医学的には「胃部不快感」「早期満腹感」などと呼ばれます。胃もたれは一時的なこともありますが、慢性的に続く場合は病気の可能性があります。
胃もたれの主な原因
胃もたれの原因は大きく分けて、1 食生活、2 ストレス、3 病気の3つがあります。
①食生活
最も多い原因は食べ過ぎです。特に、揚げ物、焼肉、ラーメン、アルコールなどの脂肪分の多い食事は、胃の消化に時間がかかるため胃もたれを起こしやすくなります。
②ストレス
胃はストレスの影響を受けやすい臓器です。ストレスが続くと交感神経が過剰に働き、胃の動きが低下、胃酸分泌の異常が起こり、胃もたれが生じます。
胃もたれの原因になる病気
胃もたれが続く場合、以下の病気が隠れていることがあります。
🔳慢性胃炎
胃もたれの原因として多いのが慢性胃炎です。原因は、ピロリ菌感染、アルコール、ストレスなどです。症状は胃もたれ、胃痛、吐き気、食欲低下などがあります。
🔳ピロリ菌感染
ピロリ菌は胃の中に住む細菌で、日本人の多くが感染しています(推定2000万〜3000万人)。ピロリ菌は幼少期に感染し、自然に排除されることはほとんどなく慢性胃炎を起こします。胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因になります。
胃もたれが長く続く場合はピロリ菌検査が重要です。
🔳胃潰瘍
胃の粘膜が深く傷つく病気です。症状は、胃もたれ、胃痛、吐き気、黒い便を認めることがあります。ピロリ菌や薬(NSAIDs)が原因になることが多いです。

🔳機能性ディスペプシア
最近増えている病気です。胃カメラでは異常がないのに、胃もたれ、早期満腹感、胃痛が起こります。ストレスが大きく関与しています。
機能性ディスペプシアについて詳しいYoutube動画はこちら
🔳胃がん
胃もたれの原因として注意すべき病気です。初期の胃がんは、胃もたれ、軽い胃痛程度の症状しかないことがあります。そのため胃カメラ検査が非常に重要です。

🔳逆流性食道炎
胃もたれの原因として近年増えているのが逆流性食道炎です。逆流性食道炎とは、胃の中の胃酸が食道へ逆流することで食道の粘膜に炎症が起こる病気です。代表的な症状には、食後の胃もたれ、胸やけ、みぞおちの不快感、酸っぱいものが上がってくる感じ(呑酸)があります。
🔳膵臓がん
膵臓は胃の背中側に位置する臓器です。みぞおちの症状があると、つい胃の症状と考えることがありますが、胃以外にも膵臓や肝臓などの病気が隠れている可能性があります。膵臓がんの症状で、胃もたれのような症状が出ることもあります。
胃もたれで胃カメラを受けた方がよい症状
次の症状がある場合は早めの胃カメラ検査をおすすめします。
☑️胃もたれが2週間以上続く
☑️食欲がない
☑️体重減少
☑️吐き気や嘔吐
☑️黒い便
☑️40歳以上で症状が続く
これらは胃の病気のサインの可能性があります。
胃もたれの検査方法
①胃カメラ(胃内視鏡)
最も重要な検査です。胃カメラでは、直接胃の中を観察することで、胃炎や胃潰瘍の有無、胃がんの診断、ピロリ菌検査を行うことができます。
②ピロリ菌検査
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血液抗体検査、尿素呼気検査、胃カメラ検査(ウレアーゼ法)、便抗原検査などで診断できます。それぞれにメリットとデメリットがあります。
ピロリ菌の検査方法について詳しいYotube動画はこちら
③腹部エコー検査
腹部エコー検査では、肝臓や胆嚢、膵臓をチェックします。心窩部(みぞおち)には食道や胃だけでなく、肝臓や膵臓も位置します。肝臓の腫瘍や膵臓の腫瘍が原因で胃もたれを起こすことがあります。
胃カメラでは胃や食道の内部を直接観察するのに対して、エコー検査では腹部表面から超音波を出して、胃の周りの臓器を観察することができます。胃カメラと合わせて検査することが重要です。
胃もたれを改善する生活習慣
・食事量を減らす:腹八分目を意識しましょう。
・脂っこい食事を控える:胃もたれの原因になるため注意が必要です。
・よく噛んで食べる:消化を助けるため重要です。
・ストレス管理:適度な運動や睡眠が大切です。
胃もたれに効く市販薬
胃もたれを感じたとき、多くの方がまず市販薬(胃薬)を服用するのではないでしょうか。ドラッグストアではさまざまな胃薬が販売されており、軽い胃もたれであれば市販薬で症状が改善することもあります。
市販薬の胃薬には主に次のような種類があります。
①胃酸を抑える薬(ガスター10)
胃酸の分泌を抑えることで胃の負担を軽くする薬です。胸やけや胃酸の逆流による胃もたれに効果があります。また、ストレスが原因によって、胃酸過多や胃の粘膜が弱っている場合にも効果があります。
②消化酵素薬(ベリチーム、パンシロン、第一三共胃腸薬)
消化酵素を補うことで食べ物の消化を助ける薬です。食べ過ぎや脂っこい食事の後の胃もたれに使用されることが多い薬です。
③胃粘膜保護薬(セルベール、スクラート)
胃の粘膜を保護することで胃の炎症を抑える薬です。胃炎などによる胃の不快感を軽減する効果があります。
④漢方薬(大正漢方胃腸薬、六君子湯、安中散)
このように市販薬は胃もたれの一時的な症状を改善するのに役立つことがあります。しかし注意が必要なのは、市販薬で症状が改善しても原因の病気が治っているわけではない場合があるという点です。
例えば胃もたれの原因が次のような病気である場合、市販薬だけでは根本的な治療にはなりません。
・慢性胃炎
・ピロリ菌感染
・胃潰瘍
・逆流性食道炎
・胃がん
特にピロリ菌感染は日本人に多い原因の一つで、胃もたれの症状として現れることがあります。ピロリ菌は胃カメラ検査や呼気検査などで診断する必要があります。
また胃がんの初期症状として、胃もたれや食欲低下などの軽い症状だけが現れる場合もあります。市販薬を長期間使用しても症状が改善しない場合には、病気が隠れている可能性を考える必要があります。
一般的に、胃もたれが2週間以上続く場合は医療機関での検査が推奨されます。胃カメラ検査を行うことで、胃炎や胃潰瘍、ピロリ菌感染、胃がんなどを早期に発見することができます。
大阪市で胃もたれの検査を受けるなら
胃もたれが続く場合は、胃カメラ検査が最も確実な検査です。大阪本町胃腸内視鏡クリニックでは
・消化器専門医による内視鏡検査
・鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ
・ピロリ菌検査・除菌治療(学会認定医による診療)
を行っています。
胃もたれの原因をしっかり調べたい方は、一度胃カメラ検査をご検討ください。
よくある質問(FAQ)
Q1 胃もたれは放置しても大丈夫ですか?
一時的な胃もたれであれば問題ありません。しかし2週間以上続く場合は胃炎や胃潰瘍などの病気の可能性があります。早めに医療機関を受診しましょう。
Q2 胃もたれだけで胃がんの可能性はありますか?
あります。初期の胃がんは胃もたれ程度の症状しかないことがあります。症状が続く場合は胃カメラ検査が重要です。
Q3 胃もたれは何科を受診すればいいですか?
消化器内科を受診するのがよいでしょう。胃カメラ検査ができる医療機関がおすすめです。女性の方で妊娠の可能性がある場合は、産婦人科を先に受診しておくことが重要です。
Q4 胃カメラは苦しいですか?
当院では鎮静剤を使用した内視鏡検査を行っており、眠っている間に検査を受けることができます。
Q5 胃もたれの検査は何歳から受けた方がよいですか?
40歳以上で胃もたれが続く場合は胃カメラ検査をおすすめします。若い方でも症状が続く場合や、胃がん家系の場合はピロリ菌検査を含めた検査が必要です。
【監修】
大阪本町胃腸内視鏡クリニック
院長 藤田 実
消化器内科専門医 / 内視鏡専門医
消化器疾患の診療および内視鏡検査を専門としており、これまで多くの胃疾患の診断と治療に携わっています。
当法人では「大阪から胃がん、 大腸がんを撲滅する」 と目標に掲げています。
森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック、大阪本町胃腸内視鏡クリニックともに 内視鏡専門クリニックです。 鎮静剤麻酔を使った楽な胃カメラ、鎮痛剤を使った痛くない大腸カメラを行っています。
消化器内視鏡専門医による高精度かつ苦痛の少ない内視鏡検査と診断によって、胃がんや大腸がんの早期発見と予防、撲滅を目指しています。
【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
2016年に開業し、年間約4000件の内視鏡検査を行っています。
JR森ノ宮駅直結、地下鉄森ノ宮駅から徒歩3分 ビエラ森ノ宮3階
【大阪本町胃腸内視鏡クリニック】
2022年に開業し、年間4000件の内視鏡検査を行っています。
堺筋本町駅 徒歩1分 イケマンビル3階
内視鏡検査や診察は全て完全予約制です。











