■ 胃カメラは「苦しい」はもう古い?安心して受けるために
「胃カメラ=つらい・苦しい」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実際、過去に受けた方の中には
「オエッとなって辛かった」
「二度とやりたくない」
と感じた経験がある方も少なくありません。
しかし現在は、医療技術の進歩により
👉 胃カメラは“楽に受けられる検査”へと大きく変わっています。

特に以下の2つで大きく変わります。
①患者さん側の準備・コツ
②医療機関の選び方
この記事では、「どうすれば楽に胃カメラを受けられるのか」*分かりやすく解説します。
■ 胃カメラが苦しくなる原因とは?
まずは原因を知ることが重要です。
■ 主な原因
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・咽頭反射(オエッとなる反応)
・緊張・不安
・医師の技術差
・カメラの太さ
👉 特に重要なのは
**「緊張」と「反射」**です
■ 胃カメラを楽に受けるためのコツ【患者さん側】
■ ① 前日は消化の良い食事をとる
脂っこいものやアルコールは避けましょう。
消化しやすいおすすめ食材は「タンパク質」です。豆腐や白身魚は消化しやすく、胃の残りにくくおすすめです。
一方、気を付けておかないといけないのは「炭水化物」。炭水化物であるお米や、うどんは消化の良い食べ物としてよく紹介されます。ただし実際は消化は悪くあまりお勧めしません。少量にしておくことをおすすめします。あとは野菜も残りやすく、摂りすぎは注意してください。
👉 胃の中をきれいに保つことで検査時間も短くなります
■ ② 検査前はリラックスを意識
緊張すると反射が強くなります。
おすすめ:ゆっくりと深呼吸。特に大事なことは「ゆっくりと息を吐くこと」と「鼻から息を吸う」ことです。
ゆっくりと息を吐くことで副交感神経が働き、喉の力が自然と緩みます。
鼻から息と吸うとは、逆に言えば口から息を吸わない、ということです。というのも、胃カメラで喉が詰まっており、その状態で口から息を吸おうとしても息が入らず、また唾を飲み込むことになります。喉に麻酔がかかった状態で唾を飲むと、間違って気管に入り誤嚥をおこしむせて大変になります。
また「息ができない」とパニックになります。
慌てずに「鼻から息を吸って、口から息を吐く」
これが検査を楽に受ける患者さん側のコツです。
■ ③ 検査中は「力を抜く」
これが最も重要です。
NG:
歯を食いしばる→喉を詰めることになり、カメラが当たり刺激になる。
身体をこわばらせる→嘔吐反射が強くなり、腹圧がさらにかかる
OK:
ダラーっと力を抜く→慌てずに唾を出すことで誤嚥リスクが減る
呼吸に集中する→必ず息はできます。慌てずにゆっくり呼吸することが大事です。
■ ④医師の指示に従う
熟練の医師だと、「どこで患者さんがしんどくなりやすいか」を熟知しています。例えば、喉元を超えるときや、胃の奥を超える時、十二指腸の奥に進む時などがあります。
その際、優しい医師であれば、その直前に声掛けをします。いきなり苦しいことをされるのと、前もって「今からしんどい時がありますよ」と言ってもらうのでは、大きな違いがあります。
■ 一番大事なのは「病院選び」
実はここが最も重要です。👉 病院によって“楽さ”は全く違います
■ 楽に受けるための病院選びのポイント
■ ① 鎮静剤(眠る薬)を使っているか
最も重要なポイントです。
鎮静剤とはウトウト眠った状態になる点滴です。メリットは、苦しさをほぼ感じない、記憶が残らないことも多い、リラックス状態で検査可能である点です。
鎮静剤はしっかり効くと寝ている間に検査があります。そこで一般的には鎮静剤のことを麻酔剤と言われることがあります。ただし正確にはこの2つは異なります。鎮静剤はあくまでうとうとするお薬で、必ずしも寝るわけではありません。個人差があります。
中には全く眠くならない方もいます。しかしそれでも点滴することでリラックスした状態にはなるため、嘔吐反射が軽くなり検査を楽に受けることができます。
■ ② 内視鏡専門医がいるか
内視鏡検査は、内視鏡技術はもちろんですが、診断に対する知識が必要になります。内視鏡専門資格を有すると言う事は、内視鏡に関する知識が確かである証拠です。
ただし、内視鏡専門医試験はペーパーテストであり、技術については問われません。そこで以下の経験も必要になります。
■ ③ 経験豊富な医師か
内視鏡は、技術の差が如実に現れる領域です。経験の差は技術の差に現れてきます。内視鏡経験が豊富な先生ほど技術が上手くなる傾向にあります。
個人的には10,000件以上の件数を行ってきた医師がお勧めです。
■ ④ 細いスコープを使用しているか
最近は細いカメラもあります。昔は太いカメラの方が正確であり、細いカメラは診断能力に欠けると言われていました。しかし最近の胃カメラでは細くても画像解像度が高く、スクリーニングで検査するには十分な診断能力を呈しています。
病院ではより細かく観察する必要があるため、従来の太い内視鏡ファイバーを用いた検査が行われることがあります。しかしクリニックでは細いカメラを使用するところが増えています。(当院でもすべての胃カメラは細い径のファイバーを使用しています。)
■ ⑤ 内視鏡検査に慣れているか
内視鏡検査が楽に行えるかどうかは、内視鏡技術ももちろん大事ですが、それ以外にもスタッフが慣れているかなど総合力が求められます。受付の説明、看護師の介助、検査担当医師の技術、外来担当医のわかりやすい説明など、これらが合わさってこそ「安心した内視鏡検査」といえます。
■ 鎮静剤あり vs なし どちらがいい?
■ 結論
👉 初めて・苦手な方は鎮静剤ありがおすすめ
先ほど胃カメラを楽に受けるには、体の力を抜いてリラックスすることなどがコツだと説明しました。しかし、覚醒した状態だとどうしても嘔吐反射が起こります。頑張ったとしても反射がなくなることはありませんし、どうしてもしんどくなることがあります。
「どちらが楽に胃カメラができますか?」
この質問、本当によく聞きます。
「鎮静剤を使った方が楽です」とお答えしています。
■ 鎮静剤なしのメリット
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鎮静剤を使用しないことの最大のメリットは、検査を終わった後すぐに結果が聞いて帰ることができると言うことです。
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鎮静剤を使うと覚醒するまでの間約15分から1時間検査を休む必要があります。また検査当日は車バイクを自転車の運転はできません。仕事なので、急いでる場合や、どうしても車を使わないといけない場合は、鎮静剤なしの胃カメラを行っています。鎮静剤を使わない胃カメラの場合は、鼻からの胃カメラをお勧めしています。
■ 胃カメラを受けるべき症状
以下の症状がある方は要注意です。
・胃もたれ
・胸やけ
・みぞおちの痛み
・食欲低下
・体重減少
👉 胃がん・胃炎の可能性も
■ 30代〜60代は特に注意
この年代は👉 胃の病気が増える時期
特に、ピロリ菌感染歴、喫煙やアルコール、ストレスがある方は要注意
■ 当院の特徴
森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニックでは
☑️内視鏡専門医が担当
☑️鎮静剤を使用した苦しくない検査
☑️経験豊富な医師による安全な内視鏡
☑️丁寧な説明
☑️WEBで24時間予約 検査当日に診察と結果説明
👉 「楽に受けられる胃カメラ」を重視しています
■ 胃カメラは早期発見の鍵
胃がんは👉 早期発見でほぼ治る病気です
しかし症状が出る頃には進行していることも👉 定期的な検査が重要
■ よくある質問(FAQ)
Q1. 胃カメラはどれくらい時間がかかりますか?
A. 検査自体は5〜10分程度です。
Q2. 鎮静剤は安全ですか?
A. 医師管理のもとで使用するため安全性は高いです。
Q3. 当日は車で行ってもいいですか?
A. 鎮静剤使用時は運転不可です。
Q4. 検査後すぐ食事できますか?
A. 検査後1〜2時間で食事が可能です。
Q5. どのくらいの頻度で受けるべき?
A. ピロリ菌に感染している、またはしていた場合は年に1回。ピロリ菌に感染したことがない場合は、数年に1回症状がある時に胃カメラをお勧めします。
■ まとめ
胃カメラを楽に受けるためには
👉 患者さん側のコツ
👉 病院選び
この2つが重要です。
特に鎮静剤+経験豊富な専門医これが揃えば
👉 「思ったより楽だった」と感じる方がほとんどです
■ 最後に
「怖いから受けない」ではなく
👉 「楽に受けられる方法を選ぶ」ことが重要です
胃の不調を感じたら、早めの検査をおすすめします。











